気になる帽子、飛行帽・ベレー帽・サファリ&ツイードキャップ
最近はインターネット上の多くのファッションウェブサイトで、「帽子のおしゃれコーデ」を見かけます。主に若い世代が中心ですが、みんなセンスが良いですね。一見、着こなし、かぶりこなしの難しそうな帽子でも、うまく自分のファッションに取り入れていて、なおかつ個性的。感心します。
ところで最近は意外な帽子たちが人気を集めているようです。かぶりこなすにはハードルが高そうな気もする帽子たちですが、うまくはまれば敵無し?今、とても気になる帽子たちをご紹介します。
気になる帽子・飛行帽
飛行帽は「フライトキャップ」や「パイロットキャップ」とも呼ばれる帽子です。その昔、空調設備などついていない戦闘機に乗り込むパイロットにとって、上空の寒さは大きな問題でした。その寒さを防ぐためにパイロットが着用していたのが飛行帽です。寒冷地ロシアで着用されるウシャンカに似た形状ですが、よりレトロ、そしてよりスタイリッシュです。
飛行帽はアニメにも時々登場します。印象深いのは「アラレちゃん」。Dr.スランプの主人公「アラレちゃん」は、時々飛行帽をかぶっていました。Dr.スランプは40代~50代の人には馴染みのある漫画ですが、テレビでは新しいシリーズが何度か放送されていることもあって、幅広い世代に人気のようです。実際、ティーンエイジャーから20代の女の子が、ファッションアイテムとして飛行帽を取り入れているようです。
飛行帽は男性にもひじょうに人気があります。日本にはオープンカー愛好者がたくさんいます。「ロードスター」「コペン」など日本車のほか、「スーパーセブン」「ロータス・エリーゼ」など、海外のオープンスポーツカーをこよなく愛する男性から、現在、飛行帽に熱視線が注がれています。オープンカーでのドライブは、
夏は灼熱、冬は極寒、
と厳しいドライブになることもしばしばです。
そこでオープンカーフリークは、冬場のドライブ対策のため、防寒性能に優れた飛行帽に目を付けました。ヴィンテージ感あふれる外観、毛皮の質感と温かさは、秋冬のオープンカードライブにぴったりです。特に「ロータス」や「MG」などのクラシックなオープンスポーツをこよなく愛するドライバーにとっては、飛行帽が持つレトロ感はパーフェクトでしょう。
少し帽子離れした外観が魅力的な飛行帽で、「リンドバーグ」や「夜間飛行」の世界に浸ってみてはいかがでしょうか?
気になる帽子・サファリキャップ
サファリキャップは、帽子の形状自体は「中折れハット」のものがもっとも一般的です。特徴としては、クラウンにメッシュが使われたり、通気穴が設けられたりと、ベンチレーションに気が遣われているところでしょう。また、直射日光を遮る、広めのブリムの製品も目立ちます。
素材にはさまざまなものが使われますが、春夏物はリネンやメッシュなど涼しげな素材が使われ、秋冬物にはウールなどの暖かい素材が使われることが多いようです。イギリスの老舗「FAILSWORTH」は、伝統を重視しながらも、スタイルやファッション性を常に追求し、紳士のためのサファリハットを作り続けています。
アウトドアや夏場のレジャーシーンだけではなく、普段使いもできる「サファリキャップ」。最近気になる帽子のひとつです。
気になる帽子・ツイードキャップ
ツイードキャップは、文字通り、ツイードで作られた帽子です。
ツイードは英国発祥の織物で、上品でトラディショナルな雰囲気を持っています。秋冬向けの素材で、温かく耐久性に優れていることが特徴。羊の毛などと混ぜ織られ、表面は粗く見えますが、空気を多く保つことができるため、「軽さ」と「温かさ」を両立することができる素材です。ツイードは、帽子作りにおいては「ハンチング」や「キャスケット」などに使用されることの多い素材ですが、実はいくつかの種類があります。
HARRIS TWEED(ハリスツイード)
スコットランドで作られる「ハリスツイード」は、イギリス王室が認めたツイードです。もっとも優れた品質を持つツイードと呼ばれることもある伝統素材。100年以上にわたり職人の手仕事で織られてきた、ロイヤルなツイードです。
DONEGAL TWEED(ドネガルツイード)
ドネガルツイードは、アイルランド産のツイードで、ネップと呼ばれる節糸の働きで、何か霜降りのような、独特の風合いがあることで知られています。耐久性と保温性も折り紙付きのツイードです。
この他にもシェットランドツイードや、チェビオットツイードがあり、世界四大ツイードと呼ばれています。これらのツイードは、コートやジャケットなどの素材にも使用され、「まさに英国」という雰囲気を醸し出しています。
帽子ブランドでは、やはり「FAILSWORTH」が、ハリスツイード、ドネガルツイードを使ったハンチングやキャスケットを作っています。英国の粋が吹き込まれたツイードのハンチング。これもまた気になる帽子のひとつです。
気になる帽子・ベレー帽
軍隊で制帽に指定されていることが多いベレー帽。元々はフランスからスペインにまたがるバスク地方で生まれた帽子です。柔らかくてフラット、そしてつばが無くまん丸な帽子「ベレー帽」。ウールフェルトで作られることが多いようですが、現在はさまざまな素材のベレーがあります。
17世紀には商業的な生産が始まっていたようですが、大量生産が始まったのは19世紀に入ってからのこと。20世紀の初頭にかけては、労働者階級の人々の帽子として、膨大な数のベレー帽が生産されました。
前述したように軍隊の帽子として採用されるようになったのは第二次世界大戦の頃です。イギリスの陸軍司令官・モントゴメリー子爵がベレー帽を着用し、トレードマークとなりました。その後、アメリカ陸軍特殊部隊(グリーンベレー)、イギリス海軍などを始めとする世界の軍隊にベレー帽は広がっていったのでした。
ベレー帽の興味深い点として、文化、思想となぜか関係が深いことが挙げられます。ピカソやロダンといった著名な画家たちがベレー帽を愛用しましたが、音楽の世界ではディジー・ガレスピー、セロニアス・モンクといったジャズの巨匠たちがベレー帽を好みました。
キューバのゲリラ指導者だったチェ・ゲバラのトレードマークもベレー帽でした。また、ジャマイカで生まれたレゲエミュージシャンであるボブ・マーリーも、ラスタカラーのベレー帽をかぶっていたことで知られています。
ベレー帽のかぶり方
ベレー帽はフラットで丸い帽子ですが、軍隊も含め、左右どちらかのサイドを立ててかぶるのが一般的です。オリジナルであるバスク地方のベレーでも同様で、着用する場合、着用者から見て右のサイドを立てることが多いようです。ロシアでは陸軍において、前を立てるベレー帽があるようです。また、軍隊においては、立ち上げたサイドに帽章を付けることが多いようですが、そのルールに関しては組織により違いがあります。
ベレー帽は、労働者階級の人々がかぶる帽子として広まりましたが、20世紀の中頃には、軍隊の象徴として使われるようになります。しかし、それと同時に芸術家やミュージシャン、思想家や革命家などに愛用されてきました。ここに何かの関連性を見いだすことは難しいかもしれませんが、それだけに興味をそそる、気になる帽子と言えるでしょう。
飛行帽やベレー帽、キャラクターあふれる帽子
今回は飛行帽やベレー帽など、キャラクターがあふれる「気になる」帽子たちをご紹介しました。帽子はそれぞれがキャラクターを持っています。そのキャラクターへの理解を深めることで、あなたのトレードマークになる帽子が見つかるかもしれません。
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